イタリアの魅力

イタリアに魅了された女性カメラマンが綴るナマのイタリア

毎回多くの出会いと冒険を楽しませてくれる魅力の国

ヴェネチアでホームステイ

2014年6月にIstituto Venezia(語学学校)に2週間、通うためホームステイを希望しました。

なぜ、この学校にしたかというと、ホームページの印象が良かったのとベネチアでのナマの生活を体験したかったからです。
それに何より観光で訪れたら、アパートホテルみたいな狭い部屋でもベネチアは物価が高い!!
 
色んな意味で体験型滞在を楽しみにベネチアに着いたのですが、着いた日はカヌーレースでバボレットのダイヤは乱れていました。
ホストと約束したのはバポレットで降りた駅。地図を見る限り歩いて行けそうだったけど、なんせ小さい橋(ポンテ)を何個も渡らなければ行けないのと、迷路のような細かい道をスーツケースを持って歩くには慣れない外国人の私には厳しかろうとバポレットを進められました。
 
しかし、事は予定通り行かないもので、さて、どーする?連絡してみようかなと思っていた矢先、ホストマザーからのメール、そして待ちきれなかったのか返信する間なく電話がなりました。
「今日はレースでバボレットはなかなか動かないから、駅前の橋を渡ったところで合流しましょ!背の高い主人と茶色い愛犬があなたを迎えに行くから!いいわね!分かったかしら?」
うん、分かったよ。一応私の語学力でも8割9割は分かったよ。私は橋を渡って待ってるよー!
 
さて、相変わらずスーツケースが似合わない国だなぁ。こんな大きな荷物を運ぶには不便な国!私は何歳までこの腕力を維持しながらこの国を訪れられるかしら?
なんて事を考えながら、眩しい日差しの中、出稼ぎの人達がサングラスやバックを露店で売るのを横目に必死にスーツケースを持って私は渡ったのです。
 
橋を渡った先にもまた出稼ぎの露店。日陰を見つけてホストを待っていると、サングラス欲しいだろう?どこのホテルだ?と露店屋が聞いてきました。
残念ながら、私はホストを待っているのだ!イタリア語のシャワーを浴びに来たんだもん!
と心の中で思っていると、のっしのっしと早歩きの背の高いホストファザーが現れました。
あ、ども。お互い目で確認しあって、簡単な挨拶だけ済ませました。
それと同時にハッハッと舌を出しながら目をキラキラさせてるワンコが私を見つめたのです。思わず、「この人誰?うちに来る人?」って言われた気がしました。
期待感溢れるキラキラの目から、愛犬ラテを思い出しました。
 
こんな始まりで私のベネチアでの生活が幕を開けたのでした。
 
まだまだ作りかけですが、イタリア写真をご覧頂けます。

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