イタリアの魅力

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日本人がなぜ英語を話せないのか

朝見たとある記事。日本人が英語を話せない理由の記事の元になった動画。
記事にはこういううまく話せない人への笑いが、本人には傷つくもの。
本人は相手の姿勢が可愛くて笑うことがあるが、それが話してる本人には傷つき、英語を話せなくさせる一つのキッカケといった内容を書いていた。

実際私も動画を見て、なぜ小学生に笑いが起きたのか私は分からなかった。

例えば語学を習得したいと思っている人は笑わずに耳を澄ませるだろう。
でも単純に世界的スターを前に日本人として流暢に話せない羞恥心からのごまかしの笑いがここにはあるのか?
この後の拍手が、彼の努力をたたえているけど、それをジャッジする言葉はロナウドの「なんで笑いが起こるの?」がきっかけである。

外国に行くと、いかに日本は特殊な国なのかわかる。
私がそれを感じたのはイタリアの語学学校での事。
高校生、大学生たちが休みを利用して語学学校を訪れている。
家族や親族の中に国際結婚者がいる。
陸続きで国移動が容易になっていること、日本人と違って外国へのハードルが最初から低い事。
母国語が英語だという事、もしくはラテン語で理解の難易度が日本人ほどないこと。

私が世界中の若者と話した結果、日本人の習慣や文化が似ているのは韓国だった。

私は昔から外国に関心があり、小6の時にはアメリカ人のペンパルがいた。
その時はひたすら辞書の例文から文を引用して書いていたものだ。
その後中学校では語学センスなく英語の進化は即挫折。
それでも高校一年の時にはオーストラリアに2週間ホームステイをした。
それからヨーロッパに行くようになり、イタリアにハマり、イタリア語を勉強し始めてかれこれ5年は過ぎただろうか。
そして、今年のGW休みを利用して、始めてアメリカに2週間行ってきた。

私の英語は、中二レベルあるだろうか?
ぐらいな状況でも、アメリカ人は意外にも優しかった。

世界の言葉がわからなくても旅行というものは実はなんとかなることを既に私は経験してきている。
自分から伝えたいという意思表示が一番大事だから。

ただ、話せる事に越したこと無いわけで、言葉が通じる喜びも、流暢になると言葉が通じる付き合いの大変さも出てくる事は予想される。
人は聞かなくてもいいこと、わからなくてもいい事が聞こえてくる時があるように、言葉とは習得すればするほど相手の文化も個人の考え方も、知ることになる。

さて、話がだいぶそれたので、なぜ英語を話せない日本人が多いのか?

これは私の経験からして単純に、日本人は、普段から英語を話す機会が本当に少ない。
ただこれだけだと思う。
英語は生活において優先順位があまりに低い。だから習得したいと思う人は習得するし、そうでない人はやはりどんどん忘れていく。
それに、そういう人ほど普段慣れていないから、口にうまく出せないのと羞恥心があるだけのこと。

あの動画での笑いは小学生の方がいかに伝えたい、コミュニケーションを取りたいと思っているかの表れだと私は思う。
何も準備して来なかった観客が、もし外国語慣れ、外国人慣れしていたなら笑いは起きなかっただろう。
何れにしても、あの笑いはやはり努力してる小学生には失礼な事だと私は思う。

最近はありがたい事に日本語を学び流暢に話す外国人も多くなってきているように思う。

国際化が進む日本、そろそろ語学に対するハードルも低くなってきているのは現実ではないだろうか?
英語を話せる日本人だって、随分増えているだろう。

英語が話せたらカッコいい?
そんなレベルの話しではなく、人と話したいから語学を学ぶ。
こういう社会がもしかしたら近い将来当たり前に訪れるかもしれない。

そんな事を今回アメリカに行き、肌で感じたのは事実である。

ちょっと熱くなっちゃったけど、語学は楽しいよね♫