イタリアの魅力

イタリアに魅了された女性カメラマンが綴るナマのイタリア

毎回多くの出会いと冒険を楽しませてくれる魅力の国

ヴェネチアで生きる

今回のヴェネチア滞在は、前回2週間滞在したお家です。
前回も良くして頂いたので、今回も19日間お世話になっています。
ご飯も用意してくれて、家族と変わらない生活を共にして、とてもお世話になっています。

そして、話せば出てくる出てくるヴェネチアの歴史と生活習慣。そんな話を日々教わりながら、刺激を受けます。
目の前にあるこの街、物に歴史がある。
自分にはせいぜい祖父母の時代が身近で、歴史は遠い昔の話、たいして知らない事の1つでした。

昨日、ホストマザーはナポレオン侵略の事をとても身近で、ついこないだの事のように話しました。
それ以外の1000年前の話も、まるでそんなに遠くない事の様に話します。
それだけ身近なんだと感じます。

お店で話す定員さんも、ヴェネチア出身の人だと仮面に関する話や受け継がれる話なども交えて話してくれます。
前回の滞在では、聞き出せなかった話が自然と会話になる。
カーニバルを通してこの街の歴史に触れられることはとても新鮮で、身近に感じられます。

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そして、今日はヴェネチアの始まり、トルチェッロ島に行きました。
ヴェネチアの島の中では唯一、野菜を育てられるエリアで、湿地帯の島には建物がほとんどない自然の緑の空間が広がり、昔からの手すりのない橋ひとつと、ヴェネチアを率いたAttilaアッティラ王が座ったとされる大理石の椅子が教会の前にあります。
なんてことない小さな小さな島にある立派な教会。
そのバジリカの中のモザイク画は圧巻で、ビザンチン様式のモザイク画は今もなお輝いています。床のモザイク模様も丁寧にはめ込まれ、美しさを維持しています。

世界遺産に登録されているカラフルの島、Buranoブラーノ島のすぐ隣なので、ぜひ立ち寄って頂きたいトルチェッロ。おすすめです。

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ゆっくり過ごすヴェネチア、そこから見えてくる世界は、まだまだ沢山あります。


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