イタリアの魅力

イタリアに魅了された女性カメラマンが綴るナマのイタリア

毎回多くの出会いと冒険を楽しませてくれる魅力の国

L'Opera Il trovatore オペラを見に

先日、ミラノでオペラ歌手として頑張っている友人が、日本でも舞台に出るという事で見に行ってきました。

 

彼女とはイタリア人を通して知り合い、それから縁があり交流を深めています。

 

イタリア語を勉強していると、イタリアオペラ、映画、料理の事は会話にたくさん出てきますが、私の興味は美術や世界遺産ばかりでしたので、オペラはなんとなく遠い存在でした。

 

過去に音楽の街、オーストリアウィーンで楽器のコンサートを聴いたり、イタリア留学中にもコンサート的な演奏会や、個人が教会で催す小さなコンサートは聞いたことがありますが、オペラというのは今年2度目です。

 

歌って踊ってと、ディズニー映画のような、劇団四季のような、似た要素がありますが、イタリアオペラは古典的で役を演じながら、人間の感情を歌で表現していきます。今回のイル トロバトーレは有名なVerdiヴェルディの作品ですが、とても人間の暗くて黒い部分の多い作品で、その中でも、人を一途に愛するというハイライトな部分が私たち観客を魅了します。

 

昔の人たちの娯楽を今もこうして受け継がれ楽しめる事に、なんだか感謝しつつ、イキイキと表現する友人の魅力にすっかり心を奪われました。

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フィレンツェの革文化を感じに

ずいぶんと前になってしまいましたが、少し懐かしい写真が出てきたので、思い出してみたいと思います。

 

2008年 私は5年勤めた会社を退職して、2ヶ月間フィレンツェに行きました。

本当は3ヶ月の予定でしたが、あまりにもユーロが高くなってしまって、予算オーバーになるため3ヶ月にとどめたんです。

その代わり締めくくりにオーストリアに立ち寄って1人旅を堪能して帰国したんですけど。

 

仕事をやめて、何が自分には向いていて、何がやりたいのかかなり迷っていた時期でした。

とにかく3度目のイタリアに行くことは決めたので、この長期間に何をしよう?

と色々考えた結果、当時無性に革に興味があったので、いつか革鞄の職人になろう!なんて思って軽い気持ちで革鞄が学べるスクールを選びました。

それが、フィレンツェにあるアカデミアリアチ。

 

しかし、2ヶ月なんていうのは大変短い期間で、学校にあった機材も老朽化していて、こんな短期間で一から学ぶのはそもそも難しかったんですね。

それでも入れ替わりのある日本人とアパートをシェアしながら学校に通い、いい出会いがありました。

 

それにこの時はイタリア語なんて話せない状態で行ったので、より日本人同士が一緒にいることになるんです。そんなこんなで皆んなで情報交換したり、幅広い年齢層が集まって小旅行に出かけたり、かなりお気楽に楽しく生活していました。

 

こんな状況で、ある日幼馴染みが遊びに来て、2週間滞在していきました。

彼女は独学でポルトガル語をやっていたので、私のイタリア語に比べれば、彼女の理解力はかなり高いものでした。

友達が現地の人々とどんどんコミュニケーションをしていく様子を見て、話せたらもっとイタリアが好きになるかも。なんてふと思ったのです。

 

私の語学はこの帰国後の秋から、のらりくらりスタートしていきます。

 

結局革のスクールで得た物は、革の工程の理解と、学校体験、日本人の友達、語学勉強のきっかけ。でしたね。

何がどうつながっていくのか分からないですが、とても楽しいいい思い出が出来ました。

 

若いうちに多くの刺激と冒険を重ねてきた結果、イタリアとの交流を深めたいと思うようになり、自分の中で大切にしたい気持ちです。

 

写真はスクールでの記念。学生パンフレットみたいで初々しい。

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フィレンツェで残すウエディングフォト

初めてイタリアに訪れたのは2002年の3月。もぉ14年も前になるのです。

時の早さに驚きます。
それから少ない給料を貯めては何度もイタリアに通い、語学を始めるようになり、イタリアの光と影の部分を自分の足と目で見て感じ、たくさんイタリアから得るものがありました。
 
イタリアにはとても美しい景色、歴史が溢れています。
まだまだ訪れたい場所があります。
 
日本人は新しいものを常に取り入れながら進化させていく。そおいう事が得意で、便利で、毎日モノに溢れた文化の中で生きていると、イタリアでの不都合というのは、むしろ新鮮で、懐かしいものでもあります。
生きる事はどおしてもモノが増えていく。
でも、イタリアで生活していると本当に必要なモノってそんなに無かったりします。
 
心が自由になるイタリア。その理由はこんな事からかもしれません。
 
前回素敵な写真集を見つけて、すっかり魅了されてます。
この秋にまたイタリア行きを検討しています。
撮影の為に行きます。
もしご都合とご予算あるかた見えましたら、被写体になってください。
 
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トスカーナ地方、オルチャ渓谷、キャンティ、フィレンツェ辺りを中心に撮影予定です。
気になる方はお気軽にご連絡ください。
イタリアでお会いできるのを楽しみにしています。
mail: italia@nazu-photo.com
HP: nazuphoto.com
 
インスタグラム写真ギャラリー
 
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↑こちらは今年2月の撮影より
 
 
 
 
 
 
 
 

9月末から10月半ばごろフィレンツェ行かれる方いませんか?

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この秋にフィレンツェにハネムーンに行かれるカップルの方にお知らせです!

 
フィレンツェでウェディングドレスを着てハネムーンの旅の思い出を残せたらと思っています。
日本人の奥様が経営する至れり尽くせりのアパートに宿泊し、ポンテベッキオ、ドーモ、ウフィッチ美術館まで徒歩3〜5分という最高の好立地で、日本人ならではの、至れり尽くせりのおもてなし環境が整っています。お部屋のセンスも抜群で居心地がとてもいいです。
オプションでワインの産地キャンティー、イタリア人宅での料理レッスン、シエナへの旅なども付き添い撮影可能です。
 
また、ポンテベッキオの芝生エリアでのお写真も撮影可能です。
通常、親しい人の紹介がないと入れないエリアの為、毎回相談しながらの芝生エリアになりますが、入って撮影出来たら、かなり特別な体験になるかと思います。
 
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映画のような本当に素敵なアパートで、ハネムーンフォトのお支度をして頂き、そこから街に繰り出します。
ヘアメイクが必要な方には日本人スタイリストがお客様に似合うスタイルを提案しながらご案内させて頂きます。
 
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美しい中世の街フィレンツェで沢山の思い出の写真を撮りましょう!!
 
まだまだ走り出したばかりの企画なので、今回はWeb掲載可能なお客様で、サンプルになって頂ける方を探しています。
 
カップルにご用意頂くものは、
男性はスーツ一式、女性はウェディングドレス、ヘア飾りブーケなどの小物類。
 
衣装や、現地調達の生花、ヘアメイクなどはご相談下さい。
 
撮影はほぼまる1日になります。
500カット以上の全データお渡しで、お礼に可愛いフォトアルバムをプレゼントさせて頂きます。
 
料金は、
カメラマン撮影費+アシスタント代 12万円(税別)※通常の半額
ヘアメイク代 5万円(税別)
※カメラマン私の渡航費は今回は頂戴致しません。
この他、必要なご衣装はご自身でご用意頂きます。
撮影希望場所で入場料金や移動料金が発生する場合はお客様のご負担となります。
 
写真を撮る事が中心ですので、結婚記念としてイタリアでお写真残されたい方がいらっしゃいましたらお声掛けください。
 
こちらの料金は、このblogを読んで頂いた方、限定3組の募集となります。
受付期間は6月末までを予定しています。
 
渡伊予定は9/22〜10/20辺りで検討中です。
 
気になる方はお気軽にご連絡ください。
イタリアでお会いできるのを楽しみにしています。
italia@nazu-photo.com
 
HP: nazuphoto.com
 
ホームページに、2月に撮影したお客様の声を追加しました。
 
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インスタグラムにて、イタリア写真ギャラリー公開中です。
 
※この他、ヴェネチア、ミラノ、その他の地域での撮影希望のお客様は、交通費と宿泊費が必要となりますが、ご相談頂ければ撮影可能です。
 
 この募集は終了いたしました。
沢山のお問い合わせありがとうございました。
 
定期的に募集を行いますので、またの機会にぜひお願い致します。
 
 
 

イタリア語検定、準2級

イタリアから帰国して早々、準二級のイタリア語検定を受けました。
受けてみて、あーこれは自信ないなぁと思って昨晩結果が届いていたので詳細を見てみました。

合格基準のリスニング2点足らず、筆記2点足らず、合計だと6点足らなかった〜

ざーんねん。

いざ検定になるとやっぱり曖昧なところがあって、コミュニケーションとは違いますね。

また引き続き頑張りましょう。
のんびりのんびりマイペースに勉強中です。

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イタリアの電気

イタリアの光熱費は高いと言われていますが、実際どのくらいでしょう?
日本でも個人差があるように、イタリアでももちろん部屋の大きさや個人差がありますが、大体日本の2〜3倍近くだとイタリア人と話していました。が、これはイタリア。色んな人の話しだと適当な予測請求があったりもして、実際のところキチキチしてないので本当に日本より高いのか?はちょっとわかりませんが、とにかく皆口を揃えて、電気代が高い!というのは確かですね。

イタリアで特にホームステイでの生活をしているとよく分かりますが、電気は日本のような使い方をしていません。基本、昼間は自然光で、夜は落ち着いた弱い光です。そのせいか、私は直ぐに眠くなりますが笑
かなり自然に寄り添った欲のないような生活に感じますよ。本当。

今まで何件かホームステイしましたが、電子レンジはほとんどのお家で見かけません。
そもそもチンして済むようなコンビニ食品が少ないというのもあるかもしれませんが。

イタリアは火力、水力、風力発電です。原子力発電は使っていません。足らない分はフランスから買っているようですが。
イタリア人からしたら日本は地震が多く、津波が世界語になってしまうような問題があるのに原子力発電を日本人としてどぉ考えているんだろう?という疑問は当然出てくるわけです。
実際私もあの東北の大震災が起こるまで、自分達の家庭に原子力エネルギーがどおやって作られ送られてきて今の生活があるとか、あまり意識したり考えていませんでしたので、恥ずかしい話、この話題になると本当に難しいですね。

めまぐるしく色んな事が変わる日本で生活をしていて、時代に流されないように、それぞれが少し立ち止まって考えるという事は大事な事だと思います。
そもそも、祖父母の若い頃は知恵を使って色々なものを作ったり便利をよくしたりして工夫しながら、物を大切にしながら生活していたわけなので、生きる強さをしっかり持って生活したいと思います。

インスタグラムで写真公開始めました

2016年年明け早々、イタリアに渡り何をしていたかと言いますと、ヴェネチアカーニバルにガッツリ浸り、その合間を縫って、イタリアで残すウェディングの撮影をしていました。

今回はヴェネチア、ミラノ、フィレンツェで撮影してきましたので、よかったらインスタグラム覗きに来てくださいね⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾ 毎日少しずつアップ中です!
↓↓↓

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↑ヴェネチアは常に観光客で溢れています、2014年は6月に語学留学で2週間以上の滞在。
今回はヴェネチアカーニバルで3週間の滞在。
ヴェネチアの迷路の街並み、ヴェネチアでの撮影の楽しみ方、少しずつ街を知り、人を知り、ヴェネチアの生の生活と面白さを見つけて来ました。
ヴェネチアでのホームステイ先での会話から、歴史にも触れたので、少しずつ歴史を意識した撮影も出来たらと思っています。


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↑ミラノはイタリアの経済都市です。昨年2015年にはミラノ万博が行われ、多くの人で賑わいました。日本館が大人気で4〜6時間並んだんだよ!っていう話を耳にするぐらいです!
実は私もミラノ万博スタッフに応募してみたんですが、二次選考で落ちちゃいました(残念)
ミラノは何かと人のご縁がある都市で、友人が多く住んでいるため、皆に会うためによく訪れる街になりました。
日本人も沢山住んでいて、色々な目標、目的をもってキラキラと皆さん輝いています。
ミラノの今を友人からも教えて貰いながら、ミラノらしいファッショナブルな撮影が楽しめたと思います(^^)
ミラノの冬は曇りと霧が多く、しっとりとした日が続きますが、それもミラノらしく素敵な街並みになります。サンサンと太陽が降り注ぐ夏とは違い、シックな写真が沢山撮れました。


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フィレンツェには2008年の2〜4月に2カ月半、革鞄製作の短期留学で滞在しました。
当時は円安が凄い時期で、1€ 170円までになる時があり、物価がとにかく高く高く感じ、3ヶ月の滞在計画を断念して2ヶ月に。
この時はイタリア語を始める前で、(というか、これがきっかけでイタリア語を帰国後勉強し出すんですが)とにかく街を歩いて街を知る。
そして週末には他の街に出かけて行く。そんな日々を過ごしていました。
フィレンツェにもたくさんの日本人が住んでいます。特にルネサンスが盛んだったので美術に関わる人が多いです。今回は久しぶりに一週間滞在をして、懐かしい街並みと自分の過去の記憶を頼りに、フィレンツェの今をしっかり見てきました(^^)
語学が出来るようになると色んな視界が開けて、昔よりもフットワークが軽くなったのを実感しました。

グリーンの芝生があるポンテヴェッキオ橋のエリアは通常許可のない人は入ることが出来ません。
たまたま知人にこの撮影の話をしたら、是非この場所で撮影しておいで!と声をかけてくれました。
まだまだ冬なのに、この美しいグリーンの芝生を独占して、世界でも有名なポンテヴェッキオを背景に撮れた事はラッキーでした!
常に撮影出来るかは運もありますが、フィレンツェではここの場所でも撮れますよ♪

フィレンツェは花の都なので、四季によって楽しみ方が色々あります。年中観光客は絶え間なくいますが、とても住みやすく中世ヨーロッパを楽しめる空間に身を置くと気持ちがワクワクします。至る所にある美術品に囲まれ贅沢な時間が過ごせます。

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