イタリアの魅力

イタリアに魅了された女性カメラマンが綴るナマのイタリア

毎回多くの出会いと冒険を楽しませてくれる魅力の国

トレニイタリア(Trenitalia)電車の払い戻し

2/1ヴェネチア→ミラノへ。
あと30分でミラノに到着というところで、人身事故があり、ミラノ到着までに2時間の遅れがでました。
1時間経っても動かず、お昼も近くなり、フレッチャビアンカ(Freccia Bianca)に乗っていたので、電車内に簡単なカウンターバーがあって、そこで飲み物と軽食をもらいました。
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遅延なので、無料サービス!ラッキー☆

この日の遅延の話をイタリア人の友達と話していたら、払い戻しがあるシステムを聞いて、夜窓口に行ってみました。
すると、まだ処理が出来る画面に切り替わってないから次の日以降に来てくれと言われました。
結局、遅延から2日後のヴェネチアに戻ってきてから、窓口に行き処理をして貰いました。

払い戻しはRimborsoリンボルソです。
Vorrei chiedere di rimborso del biglietto per il ritardo?
こんな感じで聞いたらあとは向こうが処理をしてくれるので、他の切符購入に払い戻しを回すか、カード購入済みだったらカードに支払いになります。
私はネット予約していたので、カード支払いでたのみました。
この時パスポートの提示を言われたので、持っていた方がいいです。

2時間以上は50%の払い戻し。
どのくらいからか分からないけれど、2時間未満は25%の払い戻しとなるようです。
無事に19.25€の払い戻しの処理が終わりました⁽( ^^)人(^^ )
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万博後のミラノ


昨年ミラノEXPOがあり、大いに盛り上がったミラノ。
万博には行けませんでしたが、万博前と後の変化はものすごく感じる事ができます。
まず、ミラノ中央駅、着いて早々、こんな改札が出来ている事にびっくり!
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自由に出入りできたのに、いたるところでこの改札。
地下鉄へのエスカレーターやトイレ、全てが綺麗になっていました!!機械故障も比較的少ない気がします。

とにかく全体的に治安が良くなった印象。そして、ちょっと物価あがってますよね?!
恐るべしEXPOパワー!!

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地下鉄には市長選ポスター。2/6,7ですって。
もぉすぐですね。それにしてもポップなポスターだなぁ。
ついつい撮っちゃいますよ笑
日本もこれぐらい身近にしてみてはどぉですかねー?

先週までは晴れの日が続いていたようですが、今週はあいにくの小雨、曇りで、ミラノの冬はいつもこんな感じ。と言うぐらい、ドーモの前の広場は濃霧が覆います。この日も夜には凄い霧でした。
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ところで、ミラノの料理は、一皿の量が多い気がするんです。食べきれない。
どこに行っても残してしまいます。。。
今日頼んだ魚介スパゲティとカプレーゼ。
りんごの様な、ぷるんとしたフォルムが可愛いカプレーゼでした。
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お昼のハンバーガーも半端なくデカサイズだったんですけどね。笑

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カーニバル コロンビーナ

1/31日曜の昨日はサンマルコ広場でカンパネッラからコロンビーナが降りてきて、無事に到着したら今年も明るい!という言い伝えのイベントがありました。
昔は本当の鳩で行っていたようですが、今は人なんだとか。
ホストマザーが言うには、去年のベストマリアに選ばれた女性がコロンビーナの役をするようです。
レールでゆっくりカンパネッラから舞台が組まれた地上に降りていきました。
無事に到着して花火です!
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このコロンビーナのイベントは11:00からですが、実際にはその前に仮装の行列が進行して舞台に向かって行くので、イベント自体は2時間ほど行われています。
こちらが行列。早めに近くにいたから分かっていたら最前列だったのにねぇ。残念。
コロンビーナのイベントが落ち着いたら、メイン会場に入って仮装組をもっと近くで観れたので、見れないことないですよ( ^^)
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とりあえず、初めてのイベント、何がなんだか分かっていません笑
ヴェネチアカーニバルとはどんな事なのか、のんびり過ごして体感しましょ。
これで、23日からのカーニバルの土日を2度過ごしましたが、今週末の土日を過ごして終わりになります。
やっと少しカーニバルのイベントの全体が理解してきたので、もう少し賢く動けたらいいなと思います。
印象としては、テーマパークにいる感じ。
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何よりテロ警戒中のカーニバル、無事で終われることが一番!!

ヴェネチア中このCoriandoliコリアンドリという紙吹雪が落ちてます。
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写真を届けに 伝書鳩を楽しむ

去年の個展で知り合った旅人写真家、あきさんに頼まれて、ヴェネチアで2015年に撮影した写真を届けに、尋ねて回りました。

1軒目はリアルト橋の込み入った路地にあるBarバール、あっさり見つかり、店主は嬉しそうに写真を眺めていました。お礼に何か飲むかと聞かれてカフェマキアートを頂きました。
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2軒目、1軒目の近所のはずが、、、、残念ながら写真の店員は不在。既に人が入れ替わり、この人知らないとその時いた店員2人に言われてしまいました。残念

3軒目、リアルト橋を渡って賑わうSanti Apostli教会の広場近くのオステリア。
ここでは写真に映る2人は不在でしたが、この日いた店員のアレックスは、自分の従兄弟と兄弟だと教えてくれました。家族経営で、たまたま僕はこの日は居なかったんだ。と、自分の写真がなくて残念がっていたので、代わりに私が撮ってあげるよってパシャリ!
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ここでもスピリッツをご馳走になりました。
話をしていると、どうやらチュニジアから12年前に親族で移住してきたとか。
ヴェネチアにも沢山の移民や外国人が生活しています。(実際のヴェネチア人はこの30年前の
半分までに)

4軒目、日を改めて4軒目は靴屋のお爺さんのお店へ。Dorsoduroドルソドゥーロというエリアはとても広いので、番地の数字だけではどこなのか分からず、勝手に思い込んだ方向に向かっていたら、実はそこは番地の始まり。
私の探す番地は3000番代!なんと!通り過ぎて端まで来てしまっていた笑
探している靴屋の最寄りまで来て番地が消えたので、ゴミ収集の人に聞いたら番地検索してくれ、あっさり教えてくれました。
(私のGoogleMap出ないのに。何で検索したのか気になっちゃった。)

お店の前まで行くと、絶えず小さなお店に革製品の修理に老若男女立ち寄ります。
タイミングを見て中に入り、写真の話をすると、お店に居たのは私ぐらいの男性のみでした。
彼に話を聞くと、革靴を作っていたお爺さんは高齢のため引退したそうです。
しかも、写真が撮影された10日後に!
そのあと引き継いだのが彼で、お爺さんが引退した翌日からお店を開けているそうです。
なんとも不思議なタイミングでの出会いに時を感じるのでした。
ここでも引き継いだ彼の写真と撮り、お爺さんに写真を渡して貰えるようお願いしました。
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こんな機会がなければ話さなかった人達、楽しい散策の時間となりました。



歴史の中で生きる

ヴェネチアには沢山の不思議な神話や伝説があります。
ミステリーが多く、ヴェネチアで育った人ならこの神話と共に育つようです。

2年前、ヴェネチア語学留学中、神話を聞きながら街を散策する校外授業に何度か参加しました。
それまで、あちこちの名前の由来にはストーリーがある事は知らなかったので、とても興味深かったです。

語学とは不思議なもので、前回よりも今回の方が理解力が増している事に気がつきます。
コミュニケーションの深さも前回よりも増しています。
出会った人と会話が楽しめる喜びを感じます。

イタリアは初めて出会った人と気軽に会話を楽しめる。そおいう雰囲気が好きでこの国に何度も訪れています。

今回、ホストマザーから聞いた話を1つすると、今住んでいるここのおうちは1100年代に建てられたそうで、もともとは教会だったそうです。
カンパネッラ(鐘の塔)は当時の建物で、その後この建物を買収した人物が教会を壊し、今の建物にしたそうですが、いずれにしてもとても古い建物です。
カンパネッラだった塔は今はキッチンになっています。
私は鐘の塔の中でご飯を食べていて、教会だっだところで寝泊まりしていると思うと、歴史の深さを感じますね。
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残念ながらここの建物は工事をはじめて、早4年。常に足場が組まれ、いっこうに工事が終わりません。工事を始めてからドリルの振動で壁に亀裂が走ったり雨漏りがあったり、お家のシニョーラが怒ってますが、古い歴史と付き合うという事はこういう事なのかもしれません。

ヴェネチアでよく見かける古い建物の床はこの写真の様なスタイルです。
この床を見ると、日本の昭和のタイルのトイレを思い出しませんか?
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話は変わって、朝からずっとニュースで流れている事。
ローマにイランから首相がやってきました。
宗教の違いを尊重して?ローマの美術館内のヌードの彫刻が全て隠されています。
これについて、私たちの大事な歴史と文化を隠すなんて!っという意見ももちろんあるわけです。
日本人ならどうするでしょう?とふと思うのです。



写真はゴンドリエーレが不在中の一コマ。
なにやら置き手紙がありますね。
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ヴェローナ散策

朝8:05発の電車でヴェネチアからヴェローナに向かいました。
まず、電車が綺麗で嬉しい!!と気分良く出発。

しばらくすると、真っ白な霜の世界が車窓から見えてきて、ヴェネチアより気温が寒いのだと実感。
窓から見える景色は神秘的で、徐々に朝日が差し込む世界は美しかった。

初めてのヴェローナ、手元にある情報は携帯にダウンロードした街全体の地図のみ。
着いて早々に、意外とバス乗り場が沢山あって近代的なのにびっくり。
ここからどうするんだろ?と思い、掃除のおじさんに尋ねると、バスに乗った方がいいと言われました。

ヴェローナへの市街へは、歩いても行けると思いますが、結構歩く1日になるので、バスに乗る事を私もお勧めします。

1. 駅にあるTabacchiタバッキから、往復のバスチケットを購入。
2. B-1乗り場の11,12,13の何れかに乗るらしい。
3. わかりやすく円形闘技場のアレーナArenaで降りる(停留所3つ目か4つ目で、左手にバーンと見えてくる)

闘技場のアレーナに着いたものの、ロミオとジュリエットの家すら場所が分からなかったので、通りがかりのおばさんに道を訪ねました。
親切に最寄の通りまで案内してくれたんだけど、うっかり通りすぎて、たどり着いたのはバジリカ、サントアナスターシャ。
でも、ここに着いてよかった。
ここで教会4箇所を回れるチケットを購入し、しっかり地図もゲットしました!

ヴェローナには、大きな教会が4つあり、何れも本当に立派。
最初に見たサントアナスターシャは本当に美しくて、ずっと居られる教会でした。
丁度、パイプオルガンが流れていて、ついついのんびり。弾いていたのは、派手なオレンジ色のジャンパーを羽織ったおじさんでした笑
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バジリカや、ドーモは1箇所見学2.5€だったので、4箇所6€はお得ですね♪
1箇所だけ離れていて、見に行くのを悩んだけど、行って良かった。すべてタイプが違う豪華さがあります。

ジュリエットの家は可愛いらしい建築で、壁画模様で飾られた室内は、かなり賑やかな印象を受けました。そして、たしか4階建!
もちろんしっかり右胸タッチしてきましたよ( ^^)
写真はロミオとジュリエットが会話を交わしたバルコニーから。
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闘技場のアレーナは1番上まで登るとかなり高くて、ドキドキする。
転げおちそう。。
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ヴェローナの写真で見ていた景色があって、どこだろ?と思っていたら、運良く4つ目のバジリカの前に見つけられました!
カステッキオ!カステッキオから伸びる橋です。
レンガ作りの橋に囲まれ、夕日が差し込むと雰囲気があります⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾
ここを見ないでヴェローナきた気分味わえない!と思っていたので発見出来て良かった!
写真は残念ながら携帯で撮れてないのでごめんなさい。

1日中歩いて足がパンパンです。昔ながらの石畳は足場がなんとなく凸凹していていつも以上に疲れますので、歩きやすい靴で散策をオススメします!

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ジュデッカ島のギャラリーTre Oci

ヴェネチア本土から船に乗ってジュデッカ島にあるギャラリーTre Ociへ行ってきました。
三階建のギャラリーは、スペインのカサノヴァを思い出す外観です。
今回は数名のフォトグラファーの写真展でした。
一階と三階の写真はとても好きな感じで、心満たされ、とても楽しかったです。

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ジュデッカ島の橋には白い粒が大量に落ちていて、なんだろー?と思って観察すると、なんと、塩!天然塩が出来ていました。
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変わったピンクの野菜も発見。
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この後まだ時間に余裕があったのでガラス製品で有名なムラノ島へ。

ヴェネチアには沢山島があるので、バポレットに乗ってのんびり島巡りも楽しいですね。

今日もいい天気でした。
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